かつては大阪でも、葬儀は助け合いととらえ、様々な選択・決断をけん引してくれる、世話役のような人がいました。葬儀に関する知識が豊富な世話役の存在は、ご遺族にとっては心強い相談相手でありました。
また同時に、世話役の存在は、葬儀社に対して「下手なことはできない」「しっかりやらないと後でいろいろと指摘され評判を落とすことになる」という意識を働かせるため、ご遺族にとってベストな助言を引き出すことができていました。
ところが今では、「世話役」は存在しないため、病院が呼んだ葬儀社に全面的に頼るしかありません。
葬儀の知識がないと、「普通はどれくらいの大きさ、金額の祭壇を選ぶのか?」と、普通はどうなのかという聞き方になり、最終的にはすべて葬儀社にお任せになってしまうという事になってしまいます。
だからこそ、知識を増やし、自分たちが納得できるお葬式にするために、前もって決めておくべきことは決めておきたいものです。