葬儀が終ってからも「法要」行事、社会的な「整理作業」など、遺族の作業はたくさんあります。
ここでは、葬儀後の流れをご紹介します。
① あいさつ回り
ご近所、お寺さんなど、生前にお世話になった人たちにできる限り早く挨拶に行きます。
② お礼状出し
弔電・供花・供物をもらった相手にお礼状を出します。
③ 諸整理
健康保険証などの公的カード、クレジットカードなどの私的カードの返却・解約手続き、年金受給の確認などの手続きを開始します。
④ 香典返しの準備
香典帳を整理し、香典返しの発送準備をします。香典返しの額は、もらった香典の半額返しが一般的です。
⑤ 位牌・仏壇の用意
四十九日までの間は、遺影、白木位牌、線香立てなどを、仏壇とは別に葬儀社が用意する白木の机の上に飾っておきます。四十九日法要の時に、本位牌に換え、仏壇に飾ります。
⑥ 満中陰(四十九日)法要
葬儀後最大の法要です。打合せ作業は、お寺さんと親族が揃っている葬儀当日にしておくことがベストです。
⑦ 納骨(納骨式)
一般的には、四十九日法要、もしくは一周忌法要の後、お墓にお骨を納めます。
⑧ 相続についての協議
遺言書の有無を確認します。相続税の申告と納付は、10か月以内に行います。
⑨ 様々な申請手続き
葬祭費の申請、埋葬料の申請、年金の手通期による遺族基礎年金・寡婦年金・脂肪一時金の需給などの「お金を受け取る作業」の手続きを行います。
⑩ 遺産整理と形見分け
親族のみで行います。
⑪ 初盆
一周忌 年忌法要 初盆、一周忌、三回忌は盛大に行います。
以上が葬儀の後の段取りになります。葬儀が終わっても、遺族の作業はたくさん続きます。これらを誰の手も借りずにこなしていかなければなりません。
少しでも、生前に話し合いをして決めておくことが、遺族の負担を減らすことになります。